2024.6.25　ゲノム医学センター

家庭血圧計で測定した睡眠時血圧は心血管疾患罹患率と独立して関連していることを明らかにしました

所属	ゲノム医学センター
氏名	田原康玄ら
発表日	2024-05-24
論文概要	地域住民5814人を対象に、家庭用血圧計を用いて、0:00、2:00、4:00に自動で、また、朝夕の血圧を手動で測定しました。平均7.3年の追跡期間中に、対象者のうち117例に心血管疾患が観察されました。睡眠時血圧と心血管イベントとの関連（10mmHgあたりのハザード比＝1.31、P＜0.001）は、診察室血圧や睡眠呼吸障害などの交絡因子を調整した後でも有意なままでした（ハザード比＝1.22、P＝0.036）。このことから、家庭用血圧計を用いて測定した睡眠時血圧は、一般集団における心血管疾患の発生率と独立して関連していると結論付けました。
雑誌名	Journal of Hypertension
URL	38842010